【ガス屋さんの日記】「お湯が出ない!」朝の大騒ぎ、現場でわかった意外な原因ベスト5
- amenixweb
- 4月25日
- 読了時間: 4分

目次
フィルターの目詰まり
ガスメーターの安全装置作動
リモコン設定ミス
水道管の凍結
給湯器の寿命
はじめに
「朝からお湯が出ない!」お湯のトラブルは、生活のリズムを大きく乱します。特に寒い季節は、シャワーも台所もすべてがストップ…。でも、その原因、実は意外とシンプルなものが多いんです。今回はガス屋として実際に体験したお宅での出来事をベースに、「お湯が出ない原因ベスト5」をご紹介します。「これ、うちもあるかも?」と思いながら読んでみてくださいね。
「お湯が出ない!」その一報から始まった一日
朝の9時、電話が鳴る。「朝シャワーを浴びようとしたら、お湯が出ない!」という焦った声に急いで現場へ。給湯器は動いている音はするけれど、お湯が全然出ないという状況。道具を手に、点検開始!
「これはもしかして…」という予感は的中。実はこの“お湯が出ないトラブル”、毎年何十件も見る“あるある”原因だったのです。
実際に多かった!お湯が出ない原因ベスト5
1. フィルターの目詰まり
まず確認するのは、給湯器の水フィルター。ここがゴミやサビで詰まっていると、水がスムーズに流れず、お湯にならないことも。フィルターを取り外して軽く水洗いするだけで、スムーズにお湯が出るようになることが多いです。
✅ ワンポイント:フィルターは月1回の掃除がおすすめ!
2. ガスメーターの安全装置作動
小さな地震やガスの異常を感知すると、ガスメーターの安全装置がガスを自動で止めてしまうことがあります。この場合、給湯器は動いているようでも、お湯は出ません。メーター横の「復帰ボタン」を押すと、通常は復旧します。
✅ 地震があった翌朝などは、まずここを確認してみて!
3. リモコン設定ミス
「お湯がぬるい…」と思っていたら、リモコンの設定温度が低くなっていたというケースも。お子さんが触っていたり、停電などで設定が初期化されていたりと、意外な盲点です。
✅ 表示温度が38℃以下ならぬるく感じるかも。設定温度は40〜42℃がおすすめ。
4. 水道管の凍結
冬の朝、「お湯も水も出ない!」ときは、水道管の凍結が原因の可能性大。屋外の配管が凍っていて、給湯器まで水が届いていないケースが多いです。ぬるま湯でゆっくり温めたり、自然に溶けるのを待ちましょう。
❌ 熱湯をかけると、配管が破裂する恐れがあるのでNG!
5. 給湯器の寿命
10年以上使っている給湯器の場合、内部部品の劣化が原因でトラブルが発生することも。お湯の温度が安定しなかったり、途中で水になるなどの症状が出てきたら、そろそろ買い替え時かもしれません。
✅ 寿命の目安は約10〜15年。定期点検も忘れずに!
まとめ
「お湯が出ない!」というトラブル、実は少しのチェックで解決できることが多いんです。特に、フィルター掃除やリモコン確認、ガスメーターのリセットは、自分でも簡単にできる対策です。それでも直らない場合は、プロに相談すれば安心。トラブルの芽を早めに摘んで、快適な毎日を守りましょう。
ガス屋の豆知識:虫さん、配管の中に入ってるかも!?
夏になると、給湯器周辺に小さな虫が入り込んでしまうことがあります。特に排気口や給気口まわりは、小さな隙間があって、知らない間に…というケースも。
中に入り込むと、センサーが誤作動したり、異常表示が出ることもあるので、こまめに周囲の掃除を!
よくある質問(FAQ)
Q. お湯が出ないとき、自分でできることは?
A. リモコン設定、フィルターの掃除、ガスメーターの確認を試してください。それでも改善しない場合は業者へ。
Q. 給湯器の交換時期って?
A. 一般的に10〜15年。途中で何度もトラブルが起きるようなら、交換を検討しても良いかも。
Q. 凍結を防ぐにはどうしたらいい?
A. 外の配管には保温材を。寝る前の水のちょろ出しも効果的です。
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