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給湯器のサイズ選びと家族構成に適した号数選び

更新日:11月29日

給湯器のサイズ選び

給湯器を選ぶ際に最も重要な要素の一つは「容量」です。家庭の人数やライフスタイルに合った容量の給湯器を選ぶことで、効率的にお湯を供給し、快適かつエネルギー効率の良い生活が送れます。しかし、容量選びを間違えると不便さやエネルギーの無駄につながる可能性があります。今回は、家族の人数に応じた給湯器の適切な容量の選び方と、効率的な給湯器選びについて詳しく解説します。


 

1. 給湯器の容量とは?

給湯器の「容量」とは、その給湯器が一度に供給できるお湯の量を表します。一般的に給湯器の容量は「号数」で表され、1号1分間にお湯を供給できる量が42℃で1リットルという意味です。したがって、16号の給湯器であれば1分間に16リットルのお湯を供給できることになります。号数が大きければ大きいほど、より多くのお湯を一度に使用することができます。

例えば、シャワーでお湯を使う場合は1分間に約12リットルのお湯を必要とし、浴槽にお湯をためる場合はおおよそ1回あたり200リットル程度が目安です。これを元に、自分の家庭で一度にどれくらいのお湯を使うかを想定し、適切な号数を選ぶ必要があります。


 

2. 家族の人数に応じた給湯器の容量

家庭の人数が増えるほど、一度に使用するお湯の量が増加するため、それに見合った容量の給湯器を選ぶことが大切です。家族の人数ごとに推奨される給湯器の容量を以下にまとめました。

家族の人数

推奨される給湯器の容量(号数)

使用例

1~2人

16号~20号

シングルやカップル向け。シャワーとキッチンのお湯を同時に使用する程度なら十分。

3~4人

20号~24号

1台のシャワーを使用しながら、キッチンや洗面所でお湯を使うことが多い家庭に最適。

5人以上

24号以上

大家族や複数のシャワーを同時に使うことが多い家庭でも快適にお湯を使用できる。


 

3. 給湯器の容量選びで失敗しないためのポイント

給湯器の容量を選ぶ際には、家族の人数だけでなく、以下のようなポイントも考慮することで、より適切な選択ができます。

3-1. お湯の使用タイミング

家族全員が同じ時間にお湯を使うことが多い場合、容量の大きな給湯器を選ぶことが重要です。例えば、朝の時間帯にシャワーやキッチンでお湯を使うことが多い場合、小さい容量の給湯器ではお湯が足りなくなる可能性があります。反対に、使用タイミングがばらけている家庭では、やや小さめの容量でも問題ないでしょう。

3-2. 使用する設備の数と種類

使用する設備の数や種類によっても給湯器の容量は大きく左右されます。例えば、シャワーだけでなく、浴槽にお湯をためたり、キッチンでお湯を同時に使ったりする場合は、24号以上の大きな容量が必要になることがあります。浴槽のサイズも考慮すべき要素です。大きな浴槽にお湯をためるならば、それに合わせた容量を選ぶのがポイントです。

3-3. 寒冷地での使用

寒冷地では、給湯器の容量選びに特別な注意が必要です。寒冷地では水温が低いため、給湯器で水を温めるのに通常よりも多くのエネルギーが必要です。寒い季節でも快適にお湯を使いたい場合は、通常よりも大きな容量の給湯器を選ぶか、冬用の特別な設定が可能な給湯器を検討するのが良いでしょう。


 

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4. 効率的な給湯器の選び方

給湯器のサイズだけでなく、エネルギー効率も重要な要素です。効率的な給湯器を選ぶことで、長期的なエネルギーコストの削減が期待できます。特に省エネ性能が高い以下のタイプの給湯器は、人気があります。

4-1. エコジョーズ(ガス給湯器)

エコジョーズは従来のガス給湯器に比べて、排気熱を再利用することで燃焼効率を高め、省エネを実現しています。少ないガス量で効率よくお湯を供給できるため、ガス代を抑えることができます。特にガスを主に使っている家庭に適しており、購入時の初期コストはやや高めですが、ランニングコストの削減で元が取れます。

4-2. エコキュート(電気給湯器)

エコキュートは電気を利用してヒートポンプ技術でお湯を沸かす給湯器です。特にオール電化の家庭に最適で、電気料金が安い深夜にお湯を作っておき、日中に使用するスタイルが一般的です。ガス給湯器と比べると環境への負荷も低く、CO2排出量削減に貢献できる点が魅力です。


 

5. 容量不足や過剰を避けるために

容量不足の給湯器を選んでしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • シャワー中にお湯が急に冷たくなる

  • お風呂にお湯をためるのに時間がかかる

  • 同時に複数の場所でお湯を使えない

一方で、過剰な容量の給湯器を選ぶと、不要なエネルギーを消費することになり、ランニングコストが高くなってしまいます。適切なサイズを選ぶことは、快適さとエネルギー効率の両方を最適化するために非常に重要です。


 

6. まとめ

給湯器の容量選びは、家族の人数や生活スタイルに合わせて慎重に行うべきです。適切な容量の給湯器を選ぶことで、快適な生活が実現でき、同時にエネルギーの無駄を省くことができます。エコジョーズやエコキュートのような省エネモデルを選ぶことも、長期的なコスト削減に寄与します。

お住まいの地域や使用する設備に合わせた給湯器選びは、家族全員の生活の質に大きな影響を与えます。容量の選択に迷った際は、専門家に相談して最適な製品を選ぶことが推奨されます。


 

ガス器具の匠

アメニックスコンロ
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