【節約ガイド】「自動湯はり」と「追い焚き」、どちらがおトク?~お風呂のガス代を賢く抑える方法~
- amenixweb
- 10月31日
- 読了時間: 4分

目次
2-1. 自動湯はりとは?
2-2. 追い焚きとは?
3-1. コスト比較のポイント
3-2. 冬場・夏場で変わる事情
4-1. 家族が多い・入浴時間がバラバラな家庭
4-2. 単身・入浴頻度が少ない家庭
1. はじめに
毎月のガス代を見て「お風呂だけでこんなに使ってるの?」と驚いたことはありませんか?特に寒い季節は浴槽にお湯を張ったり、何度も温め直したりと、お風呂関連の光熱費がかさみがちです。
今回は、よく耳にする「自動湯はり」と「追い焚き」という2つの機能について、どちらが節約になるのかを中心に、わかりやすく解説します。
2. 「自動湯はり」と「追い焚き」の基本違い
2-1. 自動湯はりとは?
「自動湯はり」とは、設定した湯量と温度を自動で浴槽に張ってくれる機能のことです。
毎回“新しい水”を使ってお湯を作る
一定の温度・量で止まるため手間がかからない
衛生的に常に新しいお湯で入りたい方におすすめ
ただし、毎回水を入れ替える分、水道代とガス代がやや高くなりがちです。
2-2. 追い焚きとは?
「追い焚き」は、一度お湯を張った浴槽の湯を再び温め直す機能です。
残っているお湯を再利用するため、水道代が節約できる
家族が順番に入るときに便利
ただし、残り湯の温度が低い場合は温め直すために多くのガスを使うため、条件によってはコストが上がることもあります。
3. ガス代&水道代の観点から比較
3-1. コスト比較のポイント
一般的な試算では、
自動湯はり:1回あたり約80円(+水道代)
追い焚き:1回あたり約60円
という結果が多いです。つまり、「追い焚き」のほうがガス代は安く済むケースが多いといえます。
ただし、浴槽の断熱性や湯が冷めるスピード、給湯器の効率によって実際のコストは変動します。お湯が冷めきっている場合は、追い焚きをするより新しく湯を張るほうが効率的なこともあります。
3-2. 冬場・夏場で変わる事情
冬場:外気温が低く湯が冷めやすいため、追い焚きの回数が増えてガス代が上がりがち。
夏場:湯があまり冷めないため、追い焚きをうまく活用すれば大幅な節約が可能です。
4. 家庭環境別:どちらを選ぶべき?
4-1. 家族が多い・入浴時間がバラバラな家庭
家族が順番に入浴する場合、追い焚きを利用した方が効率的です。お湯を捨てずに使い回すため、水道代が抑えられ、全体的にコストダウンが期待できます。
4-2. 単身・入浴頻度が少ない家庭
一人暮らしや入浴間隔が長い場合は、残り湯が冷めきってしまい追い焚き効率が落ちます。衛生面でも新しいお湯を使うほうが安心なため、「自動湯はり」の方が向いています。
5. お風呂で使えるガス代節約テクニック
浴槽にフタをする:湯温の低下を防ぎ、追い焚き回数を減らせます。
設定温度を少し下げる:42℃を40℃にするだけでもガス使用量は大きく減ります。
断熱シートや保温カバーを活用:湯温の低下を防止し、結果的に節約効果が上がります。
湯量を減らす:浴槽に2Lペットボトルを数本入れるなどして、お湯の使用量を調整。
ガスプランを見直す:特にプロパンガス家庭では料金差が大きいため、契約見直しで節約できることも。
6. まとめ
「自動湯はり」は毎回新しいお湯を作るため、水道代+ガス代がやや高め。
「追い焚き」は残り湯を温め直すため、水道代を抑えられるが、冷めたお湯を温めるとガス消費が増える。
家族構成・入浴時間・季節などによって最適な方法は異なる。
どちらか一方に偏るのではなく、「季節や状況で使い分ける」のが最も節約効果の高い方法です。
7. 豆知識:お風呂+給湯器にまつわるちょっといい話
給湯器の機種によって「自動湯はり」と「追い焚き」の効率が異なります。古い機種ほど燃費が悪くなる傾向があります。
給湯器の交換目安はおよそ10年。新しい省エネタイプの給湯器に変えるだけで、年間1万円以上の節約になることも。
「エコジョーズ」と呼ばれる高効率給湯器は、従来型より約10~15%のガス削減効果があります。
8. FAQ(よくある質問)
Q1. 追い焚き機能がない場合はどうすればいい?A1. 追い焚きがなくても、湯量を減らしたり、浴槽フタや断熱カバーを使うことで十分節約できます。
Q2. 残り湯を翌日に使ってもいい?A2. 衛生面からおすすめできません。細菌が繁殖しやすく、肌トラブルの原因になることもあります。
Q3. フタをしないとどうなる?A3. 湯が早く冷めてしまい、追い焚きや再加熱の回数が増えてガス代が上がります。
Q4. 保温機能は使ったほうがいい?A4. 家族が続けて入る場合には有効ですが、間隔が空く場合はこまめに切ったほうが省エネです。
🌱まとめのひとこと
「お風呂のガス代節約」は、機能よりも“使い方の工夫”がカギ。浴槽のフタ、設定温度、湯量、そして給湯器の見直しを意識すれば、月々の光熱費をグッと抑えられます。











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