
目次
1. はじめに
「お風呂のガス代が高い!」と感じたことはありませんか?特に寒い季節になると、自動湯はりや追い焚きを使う頻度が増えて、気がつけばガス代が跳ね上がっていることも…。
そこで今回は、「自動湯はり」と「追い焚き」のコストを徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。さらに、上手に使ってガス代を節約する方法もご紹介!家計にやさしいお風呂ライフを目指しましょう。
2. 自動湯はりのコストと仕組み
自動湯はりとは?
スイッチひとつで、お風呂に最適な量・温度のお湯を張ってくれる機能。水の溢れや温度調整の手間がなく、家族みんなにとって便利な機能です。
1回あたりのガス代(目安)
浴槽の大きさや設定温度によりますが、標準的な200Lの浴槽にお湯を張る場合、次のようなコストになります。
ガスの種類 | 1回あたりのコスト(200L・42℃設定) | 月間コスト(毎日使用の場合) |
都市ガス | 約50~70円 | 約1,500~2,100円 |
プロパンガス | 約90~140円 | 約2,700~4,200円 |
※プロパンガスは都市ガスより単価が高いため、コストが1.5~2倍になることが多い。
メリット
✅ 最適な温度・量でお湯を張れるので、手間いらず。✅ 水を無駄にすることがなく、効率的。✅ お湯を足す必要がないので、水道代の節約にも。
デメリット
❌ 毎回お湯を張るため、ガス代が一定以上かかる。❌ 長時間入浴しない場合、すぐ冷めてしまい、追い焚きが必要になることも。
3. 追い焚きのコストと仕組み
追い焚きとは?
浴槽内の冷めたお湯を、ガスを使って再加熱する機能。時間差で入浴する家庭や、長風呂が好きな人には欠かせない機能です。
1回あたりのガス代(目安)
追い焚きにかかるコストは、お湯の冷め具合(再加熱の温度差)や追い焚き時間によって変わります。
温度差(再加熱の幅) | 追い焚き時間 | 1回あたりのコスト(都市ガス) | 1回あたりのコスト(プロパンガス) |
5℃程度 | 約5分 | 約10~15円 | 約20~30円 |
10℃程度 | 約10分 | 約20~30円 | 約40~60円 |
15℃以上 | 約15分 | 約30~45円 | 約60~90円 |
メリット
✅ 冷めたお湯を再利用できるので、水の節約になる。✅ こまめに追い焚きすれば、長時間快適にお風呂に入れる。✅ お湯を張り直すよりガス代が安く済む場合がある。
デメリット
❌ 追い焚き時間が長くなると、コストが増加する。❌ 浴槽の構造によっては、お湯が冷めやすい場合がある。
4. 自動湯はり vs 追い焚き、どちらがお得?
実際にどちらの方がガス代を節約できるのか、シミュレーションしてみましょう。
ケース1:家族3人が時間差で入浴する場合
自動湯はりのみ(毎回新しくお湯を張る)
→ 1日50~70円 × 30日 = 1,500~2,100円(都市ガス)
自動湯はり+追い焚き(10℃の温度差で1回追い焚き)
→ 1日50~70円 + 20~30円 = 70~100円 × 30日 = 2,100~3,000円
追い焚きを頻繁に使うと、コストが上がる傾向に。できるだけ時間をあけずに入浴するのが理想的です。
ケース2:一人暮らしで、1日に1回だけ入浴する場合
自動湯はりのみ → 50~70円 × 30日 = 1,500~2,100円
前日の残り湯を追い焚き(15℃の温度差)
→ 30~45円 × 30日 = 900~1,350円
この場合、追い焚きのほうが安く済む!ただし、お湯を張ったまま長時間放置すると衛生面でのリスクもあるため、注意が必要です。
5. コストを抑えるための工夫
浴槽にフタをする → 熱を逃さず、追い焚き回数を減らす。
入浴順を工夫する → 家族が続けて入ることで追い焚きを減らす。
お湯の温度を適温に設定 → 必要以上に熱くしない(40℃前後が理想)。
保温効果の高い浴槽を選ぶ → 断熱仕様の浴槽なら、お湯が冷めにくい。
6. まとめ
自動湯はりは便利だが、毎回ガス代がかかる。
追い焚きは水道代の節約になるが、使いすぎるとコスト増。
状況に応じて両方を使い分けることで、最適なコスト管理が可能!
7. 豆知識
実は、浴槽に「お湯の保温シート」を浮かべると、冷めにくくなり追い焚きのコストを下げることができるんです!100円ショップでも手に入るので、ぜひ試してみてください♪
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