冬のトラブルを防ぐ！給湯器を秋に交換したほうがいい本当の理由
- amenixweb
- 10月11日
- 読了時間: 4分
目次
はじめに
寒い季節、お風呂で温まる時間は一日の疲れを癒す大切なひととき。そんな時に突然「お湯が出ない！」というトラブルが起きたら、生活は一気に不便になります。実は、給湯器が最も壊れやすいのは冬。そして、その“冬のトラブル”を防ぐ一番の方法が「秋のうちに交換しておくこと」なのです。
冬のある日、突然お湯が出なくなった…実際のトラブル体験談
ここで、ある主婦の方の体験を紹介します。
「1月のある朝、いつも通りお湯を出したのに、全く温かくならなかったんです。給湯器のランプも点かない。業者さんに連絡したら『この時期はトラブルが多く、訪問は3日後になります』とのこと。真冬の3日間を水シャワーで乗り切るのは本当に大変でした。」
こうした話は決して珍しくありません。冬になると給湯器業者への修理依頼が急増し、予約がなかなか取れないのです。特に10年以上使っている給湯器は、冷え込みによる部品の負荷や凍結で突然壊れることが多い時期。この体験談のように「壊れてから慌てる」よりも、「壊れる前に替える」ほうが、結果的に安心で効率的です。
冬こそ給湯器が壊れやすい3つの理由
① 冷たい水が原因で負荷が大きくなる
冬は水道の水温が非常に低いため、給湯器は設定温度（40〜42℃）まで急加熱する必要があります。その分、燃焼部や熱交換器に負担がかかり、故障のリスクが高くなります。
② 凍結によるトラブル
屋外設置の給湯器では、配管や内部の水が凍る「凍結トラブル」が発生しやすい季節です。凍結によって内部の金属部品が破裂し、水漏れやエラー停止を起こすケースも少なくありません。
③ 経年劣化が限界を迎えやすい
給湯器の寿命はおよそ10年。冬は稼働時間も長くなり、古い機種ほど一気に調子を崩す傾向があります。「昨日まで普通に使えたのに、急にエラーが出た」という相談が多いのも冬の特徴です。
なぜ秋に交換するのがベストなのか
1. 業者が空いていて対応が早い
冬に比べて秋はまだ依頼が少なく、予約が取りやすい時期。工事日程にも余裕があり、急なトラブルで慌てる必要がありません。
2. 天候が安定しており工事がスムーズ
秋は気温も穏やかで、屋外作業がしやすい季節です。雨や雪で工事が中断する心配も少なく、確実に交換できます。
3. 補助金やキャンペーンを利用しやすい
自治体やメーカーが行う給湯器交換の補助金・キャンペーンは、秋口にスタートすることが多いです。早めに交換すれば、予算が終了する前に申請できるチャンスが広がります。
4. 冬前に省エネ効果を実感できる
最新の省エネ給湯器（例：エコジョーズなど）に替えると、ガス使用量を10〜15％ほど抑えられることも。寒くなる前に交換しておけば、冬の光熱費節約にも直結します。
秋交換を検討すべきサインと注意点
こんなサインが出たら要注意！
給湯温度が安定しない（ぬるい・熱すぎる）
シャワーの勢いが弱くなった
給湯器本体から異音がする
エラー表示が出るようになった
使用年数が8年以上経っている
こうした症状が出ている場合、秋のうちに交換を検討するのが安心です。
交換時の注意点
複数業者に見積もりを取り、価格と保証内容を比較する
補助金制度やキャンペーンの有無を確認する
保証期間やアフターサービスの内容を必ずチェックする
まとめ
冬に壊れやすい給湯器。トラブルが起きてからでは、修理まで数日待たされることも珍しくありません。その間、お湯の使えない生活はとても不便です。
秋のうちに交換しておけば、
寒い冬を安心して迎えられる
工事がスムーズに終わる
補助金やキャンペーンを活用できる
など、多くのメリットが得られます。
「まだ使えるから大丈夫」と思っている今こそ、“秋の点検・交換”を意識するタイミングです。
豆知識：給湯器の“冬支度”小ネタ
凍結防止には少しの水を流しておくのが効果的 夜間に給湯器を完全停止せず、蛇口を少し開けて水を流すだけでも凍結予防になります。
配管保温材のチェックを 外の配管を覆う保温材が破れていたら、テープなどで補修しておきましょう。
浴槽の水を残すと安心 追い炊き機能付き給湯器では、浴槽に少し水を残しておくと内部の凍結防止機能が働くことがあります。
コメント