ふろ給湯暖房熱源機で快適生活!お湯も暖房もこれ1台でまるっと安心
- amenixweb
- 9月26日
- 読了時間: 5分

目次
給湯器との違い
TES(テス)という呼び方
給湯・おふろ(湯はり・追い炊き)
温水暖房(床暖房、パネルヒーター、浴室暖房乾燥など)
はじめに
冬になると「お風呂が寒い」「部屋がなかなか暖まらない」「お湯がすぐ冷める」といった悩みを感じる人も多いのではないでしょうか。そんな不満をまとめて解消してくれるのが ふろ給湯暖房熱源機 です。
給湯器の役割である「お湯を作る機能」と、床暖房や浴室暖房などの「温水暖房機能」を兼ね備えた便利な1台。この記事では、その仕組みやメリット、導入のポイントをわかりやすく解説します。
2. ふろ給湯暖房熱源機とは?
給湯器との違い
一般的な給湯器は「お湯を作ること」が目的です。シャワーやキッチン、浴槽で使うお湯を供給するのが役割。一方、ふろ給湯暖房熱源機は お湯を作る機能に加え、温水を使って暖房にも利用できる のが特徴です。まさに「給湯+暖房のオールインワン機器」と言えます。
“TES(テス)”という呼び方
東京ガスでは「TES(Tokyo Gas Eco System)」という名称で普及しており、「TES熱源機」と呼ばれることもあります。他地域では「ガス温水暖房付給湯器」「暖房熱源機付き給湯器」など名称は異なりますが、仕組みは同じです。
3. 主な機能と使える場面
給湯・お風呂関連
キッチン・シャワー・洗面所でのお湯供給
自動お湯はり
追い焚き・保温機能
足し湯
温水暖房関連
床暖房
パネルヒーター
浴室暖房乾燥機
脱衣室暖房
ミストサウナや浴室乾燥などのオプション機能
4. メリット・デメリット
メリット
1台でお湯も暖房もまかなえる省スペース設計
リモコン操作で快適に使える
ヒートショック対策に有効(浴室や脱衣所を暖められる)
エコジョーズ対応機種なら省エネ性が高い
床暖房は空気を汚さず乾燥しにくい
デメリット
初期コストが高い(一般的な給湯器より高額)
故障時は「給湯も暖房も」止まるリスク
配管工事や設置条件に制約がある
スペック選びを間違えると能力不足になりやすい
5. 選ぶときのポイント
号数(給湯能力):家族人数に合わせて選ぶ(例:4人家族なら24号が安心)
温水温度タイプ:床暖房を使うなら「2温度タイプ」がおすすめ
オート/フルオート:自動化機能の範囲を比較して選ぶ
エコジョーズ対応:省エネ・ガス代節約を重視するなら必須
設置方式:戸建てかマンションかで設置場所・方式が変わる
6. ケーススタディ:4人家族で24号+床暖房を導入した例
東京都内のある4人家族(夫婦+子ども2人)のケースをご紹介します。
もともとの悩み
冬になると浴室が寒く、子どもを入浴させるのが大変
石油ファンヒーターを使っていたが灯油の補充が面倒
給湯器は16号タイプで、お風呂とキッチンを同時に使うとお湯の温度が不安定
導入した設備
24号のふろ給湯暖房熱源機(2温度タイプ・フルオート)
床暖房(リビング・ダイニング合計20㎡程度)
浴室暖房乾燥機
導入後の生活
シャワーとキッチンの同時使用でも水圧や温度が安定
床暖房で部屋全体がじんわり暖まり、子どもが床で遊んでも安心
浴室暖房を使うことで、寒い冬でもお風呂場の寒さを気にせず入浴可能
光熱費は若干上がったが、エアコンや灯油を使わなくなったことで快適性が大幅アップ
費用目安
本体+工事費:約28万円
床暖房工事(新規配管):別途20万円程度
家族全員が「もっと早く導入すればよかった」と感じるほど快適な住環境に変わったそうです。
7. 交換・導入の費用感と寿命
本体+標準工事:20~30万円程度が目安
寿命:一般的に10年程度
交換サイン:お湯の温度が安定しない、エラー表示、水漏れ、異音など
補助金制度が使える場合もあるので、導入前に自治体の情報をチェックしましょう。
8. まとめ
ふろ給湯暖房熱源機は「お湯+暖房」を1台でまかなえる便利な機器
床暖房や浴室暖房を取り入れることで、冬の暮らしが格段に快適になる
選ぶときは号数・温度タイプ・設置条件をしっかり確認することが重要
費用はやや高めだが、長期的に見れば快適さと省エネ効果で十分に価値がある
9. 豆知識:名称 “TES” の由来・他地域での呼び方
TESは「Tokyo Gas Eco System」の略。東京ガスが展開したブランド名ですが、他地域では「ガス温水暖房付給湯器」や「ふろ給湯暖房熱源機」などと呼ばれています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 給湯暖房熱源機の寿命は?→ 一般的に10年程度です。使用頻度や設置環境で前後します。
Q2. 交換費用の相場は?→ 本体+工事費で20~30万円程度が多いです。床暖房などの暖房設備を追加する場合は別途工事費がかかります。
Q3. 普通の給湯器と比べて光熱費は高くなりますか?→ 暖房機能を使う分、ガス使用量は増えますが、エコジョーズ対応機種なら効率がよく、トータルでは大きな差は出にくいです。
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